みなさんは、旅行時の荷物は多いほうですか?

私は、基本的に極力少なくしています。
行きの荷物はスーツケースの半分にも満たないくらい。
着替えも最低限にして、旅先でのおしゃれもあきめて(別におしゃれじゃないけれど)、いかにしてスーツケースの余力を残しておくかを考えます。

だって少しでも多くのお土産を持って帰りたいから!

きっとこの記事をクリックしてくださったみなさんも、同じ思いのはず。笑

とは言うものの、いくら容量があるスーツケースでも、物理的な限界があるのは事実です。
そこで今回は、美食の国ベルギーで、効率よく「おいしい」をたくさん持ち帰ることができる方法をご紹介します!


ショコラトリーではいきなり箱入りのものを購入しない


チョコレート王国のベルギーには、本当にたくさんのショコラトリーがあります。
そんなベルギーのチョコレートをお土産に持ち帰りたいという人も多いのではないでしょうか。

ガイド本にもたくさんのショップが掲載されており、どのお店に行こうか悩んでしまいます。

そして実際に現地で足を運んでも、ショーケースには美しいチョコレートがぎっしりと並べられており、目移りしてしまうことは間違いありません。
それ以外にも、店内には可愛らしくラッピングされたチョコレートのギフトボックスなど所狭しと陳列されています。

ヨーロッパ最古のアーケード「ギャルリ・サンチュベール」内にある「マリー(Mary)」にて。1919年創業。1942年に王室御用達の称号を授与されました
ヨーロッパ最古のアーケード「ギャルリ・サンチュベール」内にある「マリー(Mary)」にて。1919年創業。1942年に王室御用達の称号を授与されました
このように、人気商品などがパッケージングされた状態でも売られています。こちらは「ピエールマルコリーニ(Pierre Marcolini)」

個人的には、ショーケースに並んでいるチョコレートを眺めながら「これは何のフレーバーですか?」なんて店員さんと会話をしながら、一粒ずつ選んで購入するのが楽しかったりします。

ですが、英語が苦手な人やちょっぴりシャイなにとっては、ひょっとしたらハードルが高いかもしれません。
かくいう私も初めてベルギーを訪れたときは、箱にパッケージされているものをそのままレジへ持っていこうかなとも思いました。
とりあえずいろんな種類が入っていますし、値段もわかりやすいですしね(店員さんが冷たかったら嫌だし…私もシャイです。笑)。

でもでもやっぱり、いきなり箱入りのチョコレートを購入するのは「待った」と言いたいのです。

ガイドブックに載っているお店も多種多様です。すべてが口に合うとは限りません。
たとえ有名店でも、日本人からしてみると”THE 外国のチョコレート”といいますか、”甘すぎる”と感じるものもあると思います(私は好きですが)。

何より、気になるお店のものをすべて”箱買い”しているとお金もスーツケースの容量も足りません。笑

なのでぜひ、気になるものを”粒買い”して確かめてから、お気に入りのお店のものを”箱”でまとめ買いしてください。

たくさんの種類のチョコレートに目移り。ショップによってデザインもさまざま

ちなみに、粒買いしたいときは店員さんに
「I want them(it) in a bag.」
と伝えれば「少量がほしいんだな」と伝わります。
(「bag」とは袋を指します。ちなみに、「box」と言えば”箱入り”のオリジナルアソートメントを作ってもらうこともできます)

「bag」と伝えればこのように少量を小袋で購入することができます

ショコラトリーの店員さんは観光客にも慣れていますし、ベルギーの人は基本的に親切なので、英語が苦手でも、シャイでも、とりあえず上記を伝えればあとはなんとかなります。笑
「1〜2粒だけ注文するなんて悪いかな」なんて思う必要もまったくありません。
とっても愛想よく対応してもらえますよ◎

「ゴディバ(GODIVA)」はいわずもがなの有名店ですが、「ガレー(Galler)」など、最近日本に出回っているチョコレートも本場のフレッシュなトリュフはひと味もふた味も違います。

ぜひ、お気に入りを見つけてみてください!

お気に入りのものをボックスで購入。こちらは「ガレー(Galler)」。最近は日本でもバレンタインシーズンなどでトリュフを入手できますが、現地のものが断然おすすめ
粒買いは楽しい。こちらは「ノイハウス(neuhaus)」にて
食前食後のおやつに、毎日粒買い



有名店の商品は帰りの空港で購入できる


初めてベルギーを訪れた際、「ダンドワ(Dandoy)」というベルギー菓子の老舗店でスペキュロスを購入しました。

スペキュロスって何?という方はこちらの冒頭を参照ください

割れないようにプチプチやタオルで何重にも包み、日本で私の帰り(お土産)を楽しみに待つ家族の顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ丁寧にスーツケースに詰めました。
それ以外にも、先述のチョコレートやビールなど、たくさんのお土産をスーツケースに託し、

「どうか日本到着まで砕けないでおくれ……」

祈りながら、荷物預け入れにて送り出しました。
スーツケースを乗せたベルトコンベアーは非情にも、時折ガタゴトと揺れながら流れ、やがて私のスーツケースは見えなくなりました。

あとは神のみぞ知る。
私は出国手続きを済ませ、免税店ゾーンに到着しました。

スーツケースが守り抜いた「ダンドワ(Dandoy)」のスペキュロス。本店併設のカフェで味わえるワッフルが有名です

するとそこには、ダンドワのスペキュロスをはじめ、ゴディバ、ノイハウスなどベルギーを代表とするお土産がそれはもうたくさん並んでいました。

……念のため、私は同じ商品をいくつか購入しておきました。

その時々で入荷の違いもあるとは思いますが、有名店のメジャーな商品はだいたい空港で購入できます。
なので無理して旅程中にすべてを揃える必要はないかもしれません。

写真左のフィナンシェは、不運にもいくつか砕けてしまいました



空港でセール品を狙う


何を隠そう、私は値引き商品が大好きです。
それは自分の懐のため、そしてきっと地球のためでもあります。

毎回必ずあるとは限らないのですが、ブリュッセル空港には時折、チョコレートの”おつとめ品”があります。
いわゆる値引きシールが貼られている商品で、通常よりお得な価格で購入することができます。
プレゼント用には向かないかと思いますが、自分や家族で食べる分には問題なし。

レジ横付近に置かれていることが多いので、よければチェックしてみてください。

「今回は値引き商品あるかな?」
そう思いながら空港に向かうのが、私のベルギー旅行の楽しみのひとつです。笑

「ノイハウス(neuhaus)」のチョコレートがなんともお値打ち50%オフ!即買い!笑
もちろん、中身に支障なし



〈番外編〉ヨーロッパ旅行に梱包材の持ち込みは必至

写真はアントワープ名物「アントワープの手」

基本的に、ベルギーやオランダなどヨーロッパの多くの地域では、お皿などの割れ物を購入してもプチプチのような梱包材はもらえません。
ざっくり新聞紙などで包んでもらえる程度です。
食器など割れやすいものを購入予定の方は、日本から梱包材を持っていくのをおすすめします。

そのほか、クッキーなどを購入する方はシリカゲル(乾燥剤)があると便利です!
日本とヨーロッパでは湿度の差が激しく、ベルギーではあんなにサクサクだったクッキーが、日本に持ち帰ったとたんに湿気を帯びます……。

完全密封されていない箱や缶入りタイプの焼き菓子類は、風味が落ちてしまいがち。
たとえ冬場でも日本はヨーロッパより湿度が高いので、購入後は消費期限よりも早く食べてしまうか、シリカゲルを箱に入れておくなどして(私はこれ)、工夫をすることをおすすめします。

スペシャリテ「アントワープの手」をお土産に

最近の日本同様、スーパーなどのレジ袋も有料なので、ご注意を。
でもでも、向こうの袋やお店オリジナルのエコバックはデザインが可愛いものも多く、滞在中いくつか購入したりしています(使用するのがもったいなくて基本的に押入れで眠っています。笑)。





以上、ベルギーでお土産を買う際のコツでした。
ぜひ次回の旅に参考にしてみてください。


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