1月6日の公現祭(エピファニー)に食されるフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。
みなさんは食べられましたか?
最近では日本でもずいぶん広まった印象がありますが、それでも「近くのパティスリーには取り扱いがない!」という方も、まだまだ多いのではないでしょうか。
そこで今回は、東京都内人気パティスリーの通販対応ガレットをピックアップ。
食べ比べを実施しました!
*「ガレット・デ・ロワってどんなお菓子?」という方は、こちらをチェックしてみてください。
ル・ポミエ(Pâtisserie Le Pommier)
はじめにお取り寄せしたのは、ル・ポミエさんのガレットです。
ル・ポミエさんのシェフはフランスのノルマンディー出身。
世田谷区と港区にお店を構えていらっしゃいます。
シェフのお名前が「フレデリック・マドレーヌ」さんとのことで、初めて知ったときは「お菓子をつくるために生まれてきたようなお名前…!」と思わずテンションが上がってしまいました。笑
商品が到着し、さっそく段ボール箱を開封すると、箱いっぱいに甘い香りが充満していてびっくり。
ガレットが入ったケーキボックスを開けると香ることは多々あるのですが、ダンボール箱の段階で香りが漂うのはめずらしい!
期待に胸が高まります。
ガレットの表面はつやっつや。層に厚みがあり、パリっとした食感です。
艶出し部分にお砂糖がたっぷり含まれているようで、甘くって美味しい!
上の層だけはがして、パリパリといただいてみたり。笑
リーフパイ的なお菓子のようでした(ざらめのお砂糖が付いているわけではありません)。
なかのアーモンドクリームはラム酒がきいています。
口のなかでじゅわっ広がる風味がクセになります…!
お酒は入っていても、アーモンドの風味や舌触りはしっかり感じられました◎
表面やクリームなどは甘めのテイストに仕上げられているものの、パイ自体が少し薄めのつくりになっているので、1ホール食べてもまったく飽きが来ません!
(「美味しい」「美味しい」と言いながら、我が家は夫とシェアする形で一晩で食べきってしまいました。汗)
フェーブはこちら!
ロールケーキのようです。
こちらのお店のガレットはフェーブは別添えになっていました。
その代わりに、パイの中には代わりのアーモンドが封入されています○
(我が家では夫が当てました!)
メゾン・ド・プティ・フール(Maison De petit four)
続いていただいたのは大田区に2店舗のお店を構えるメゾン・ド・プティ・フールさんのガレット。
お取り寄せできる商品も豊富で、ガレット・デ・ロワ以外にも「NIKKEIプラス1」で1位を獲得したモンブランや、プティ・フール・セックが人気のようです。
開封した瞬間、バターとお砂糖がこんがりしたあま〜い香り。
「あ、これ絶対美味しいやつ」と確信しました。笑
予想は的中!
一口食べた瞬間、こんがり焼かれたパイの香ばしさが広がります。
パイのふち周りはさっくさく!
フォークを指すたびに「さくっ」という音が響き渡ります。
上のパイ層もすごく美味しい。
こちらのガレットも、艶出し部分にお砂糖がしっかり使用されているようです。
噛んだ瞬間のパリっとした食感と、あとから広がるじゅわ〜っとしたお砂糖の甘味と香ばしさがたまりません。
アーモンドクリームは、アーモンドの皮入り。ほんのりほろ苦さも感じられます。
わずかではありますが、ラム酒で香りづけもされています。
パイの底の層もさっくさくでした。
すごいのが、一層一層から濃ゆいバターの香りが広がるところ!
薄いパイ一枚一枚からバターの味わいがしっかり感じられます。
推測ではありますが、他のガレットと比較してバターの使用量が多いのかな、という気がします。
王冠はロタンティックさんのガレットと同じ、”おしゃれ系”でした!
フェーブはこちら!
ちょっぴりマッチョなユニフォーム。笑
フェーブは夫が当てたのですが、ちょうどアニメ「ワンピース」の戦闘シーンを見た直後だったので…
一瞬クビなしの人形が出てきたのかと思い、びっくりしていました。笑
メゾンドゥース(Maison Douce)
最後はメゾンドゥースさんのガレットです。
なんと、ガレット・デ・ロワのコンクールで受賞歴もあるのだそう!
めっちゃきれい!!!!
美しさのあまり、取り乱すようにガレットの写真を撮りましたが、包装はこのような形で届きました!
パイのサイズは15cm/21cm/27cmと選ぶことができたので、15cmをチョイス。
メゾンドゥースさんのガレットは全体的にサクサク!
お取り寄せをすると[ガレットを焼いた日]→[着日]の間にどうしても1日のタイムラグがあり、多少しっとりしてしまうこともあるのですが(それも美味しいのですが)…
こちらはそんなタイムラグをまったく感じさせない、ミラクルガレット・デ・ロワ!
アーモンドクリームはラム酒がきいています。
ほんの少し、ふわっとした食感を楽しめるクリームでした!
クリームからは甘みを感じられますが、パイ表面は甘さ控えめ。
甘いクリームと、香ばしくほろ苦いパイ層があわさった、大人のガレット!
ガレット・デ・ロワは食べているときにどうしても崩れやすく、お皿の上にパイの山が積もり積もることが大半なのですが…
メゾンドゥースさんのガレットは崩れにくく、最後まで美しく食べることができます。笑
フェーブはこちら!
こちらのお店もガレットはフェーブは別添えタイプ。パイの中には代わりのアーモンドが封入されています○
(我が家では私が当てました!)
昔は「フェーブは中に入っている方が楽しいな〜」と思っていたのですが、別添えフェーブだと、+で丸ごとアーモンドを食べられるので、最近はむしろお得感を感じるようになりました。笑
最近ではガレット・デ・ロワの人気も高まり、早々に売り切れるお店も多いようです。
上記のお店はガレット注文の際に、着日の指定も可能です。
早めに予約をしておき、ぜひ家族や友人でお集まりの際に楽しんでください!
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